見積もりで出してもらった料金には、往々にして曖昧な表現があるものです。
それが原因で勘違いや誤解を生み、想定していた費用と実際の施工費用とがまったく異なることも。
工事後に、「こんなはずじゃなかった」と後悔したり、トラブルに発展したりしてしまうことのないように、次のような表現がないか確認してみましょう。
どこに目がいきましたか?数字を見ると確かに安そうな感じがしますよね。
しかしよく考えてみますとここでわかるのは「費用の最低値が○○円ですよ」ということであり、実際には○○円で行ってもらえるとは限りません。むしろ費用は大きくなると思っておく方が良いです。
リフォーム工事においては、既存の内装を解体してみてはじめて必要な工事が判明することもあるのでこのような表現がされていることもあり、一方的に業者が悪いとは言いきれません。
ただお客様の側からすれば予想していなかったことで混乱されると思いますので、追加でどのような費用がかかる可能性があるのかを、なるべく具体的な数字までご自身でしっかりと訊いておくと安心して契約することができます。
見積書で一括料金という表現があったら気を付けましょう。
総額でその金額だと思いがちですが、全ての費用が含まれているかどうかはわかりませんので、一括の中に何が含まれているのかについての確認は怠らないことが大切です。
見積もりを行ってもらって話を聞いているときにこのような言葉が出てくることがあるかもしれません。
特別価格や割引がされているのを見るとお得に感じるものですよね。
これは住宅リフォームの業界以外でもよく使われている顧客を引き付ける手段のひとつですが、なぜこのようなことができるのかを考えるようにしましょう。
実際にキャンペーンを行っている場合もありますが、もともとの料金がかなり高いというものと何かを手抜きして安く済ませているという二つのパターンが考えられます。
価格の面をあまりにも押し出しているようであれば警戒した方が良いでしょう。
今回は、リフォーム会社に見積もりを依頼した時に確認しておきたいポイントをご紹介いたしました。
誤解からトラブルが生じないように、曖昧なところは質問するなどして解消し、そこでの対応なども踏まえて依頼する業者を選ぶようにしましょう。