「キッチンをどのようにして決めればいいのか」
「そもそも使いやすいキッチンとはどのようなものなのか」
このようにキッチン選びに関して分からないことはたくさんあるかと思います。
そこで今回は、使いやすいキッチンの特徴と、キッチン選びの軸についてお話しいたします。
使いやすいキッチンを考えるとき、まずは「ワークトライアングル」と「料理の流れ」を意識しましょう。
ワークトライアングルとは、加熱器具・シンク・冷蔵庫を結ぶ三角形のことを指します。
この三角形の各辺の長さを最適な距離にすることで、使いやすくすることができます。
まずは各辺の長さですが、加熱器具とシンクの距離を120~180cm、シンクと冷蔵庫の距離を120~210cm、冷蔵庫と加熱器具の距離を120~170cmの距離にしましょう。
そして、三辺の合計を360~660cmの距離にしましょう。
また料理の流れとして、食材を出して、洗って、切って、調理して、配膳するという流れになっています。
各作業をする場所が遠いと、料理の負担が大きくなります。
また一方で、近すぎると食器を並べるスペースや人が立つスペースがなくなりますので、自分に適した距離がどれくらいなのか計算しておく重要があります。
キッチンを選ぶ軸はたくさんあります。
先ほどあげたキッチンのサイズも選ぶ軸の一つですし、他にも耐水性・耐食性・耐熱性・耐久性・デザイン性・値段の安さ・収納の多さなど多岐に渡ります。
分かりにくいものだけ説明しますと、耐水性とは、水はけの良さなどの水に対する強さ全般を指します。
この性質が高いと、水が染み込みにくいことにより、手入れが楽になります。
耐食性とは、錆びにくい性質を指します。
水回りは湿度が高く錆びやすいですが、耐食性を取り入れることにより錆びを防ぎ、常に衛生状態を保つことができます。
耐熱性とは、ある程度の熱に耐えうる性質をもっていることを指します。
通常のキッチンであれば、熱によってワークトップが変形・変色してしまいますが、そうならない性質を指します。
最後に、収納力です。
収納はただ多いだけではなく、自分が欲しい物を手軽に取り出せることを指します。
料理が好きで、いくつもの調理器具を使いたい方からすれば、理想のキッチンになります。
今回はキッチン選びの際に注意すべきこととしてキッチンのサイズと、またキッチン選びの軸としていくつかご紹介いたしました。
全ての軸を満たす完璧なキッチンとなると、費用が高くなってしまいます。
そのため、どの軸がご自身にとって最も優先度が高いかを決めることで、予算内に収められるキッチンを実現することができますので、ぜひキッチン選びの際にこちらの記事をご参考下さい。