「玄関周りをバリアフリー化したい」
将来のことを考えてリフォームをお考えの方、高齢の方と一緒にお住まいの方は非常に多いでしょう。
そこでこの記事では玄関周りをバリアフリー化する工事と利用できる補助金制度を紹介します。
玄関周りをバリアフリー化するにはどのような工事があるのでしょうか。
ここでは3つの工事をご紹介します。
一般的な住まいの床の高さは60センチメートルほどです。
そこで、玄関ドアまでのアプローチ部分にスロープを設置する工事が有効です。
ただ、スロープの勾配が急だと危険が伴います。
実際にスロープを設置する際には勾配が12分の1程度になるように意識してみてください。
玄関ドアの開閉方法を変更したり、玄関部分の軒を深くする工事もバリアフリー化として有効です。
ドアを開き戸から引き戸にして、開口部分に余裕を持たせると、車椅子でも簡単に通過できるようになります。
上がり框とは、玄関のたたきとホールの境目にある段差です。
この段差は車椅子を利用する方や高齢者の方が床に上るのに大きなストレスになります。
そのため、この段差を小さくしたり、手すりを設置することはバリアフリー工事として有効です。
バリアフリー化のリフォームで利用できる補助金制度には何があるのでしょうか。
まずは高齢者住宅改修費用助成制度です。
この制度の補助対象になる玄関リフォームは以下の通りです。
・手すりの設置
・段差の解消
・床材の変更
・玄関ドアの交換
20万円を上限にして、工事費の最大9割まで支給されます。
次は長期優良住宅化リフォーム推進事業です。
これは既存住宅の長寿命化や省エネ化のような性能を向上させるためのリフォームを対象とした制度です。
最後は地方自治体の補助金です。
各地方自治体でも、バリアフリー化リフォームに対して補助金や助成金を支給しています。
対象の工事内容や補助金の金額は自治体によって異なりますので、お住まいの役所に問い合わせてください。
玄関をバリアフリー化する工事の内容と利用できる補助金制度をご紹介しました。
リフォームでは大きな金額が必要になるため、できるだけ費用を抑えたいですよね。
今回ご紹介した補助金制度が利用できるかどうか、1度チェックしてみてくださいね。