老後の生活を心配される方は多いでしょう。
高齢化が進む日本で、自分達のことだけでなく両親のことを考えている人もいるはずです。
今回は老後の生活の為に、介護のしやすい家についてお話しします。
介護しやすい間取りには工夫しなければいけないポイントが4つあります。
1つ目は、家の中に袋小路を作らないことです。
高齢者にとって長時間の歩行は辛いです。
廊下の突き当りやドアが1つしかない部屋は大変です。
ドアを部屋の複数面につけたり、住宅の中をなるべく回遊できるようにしましょう。
2つ目は、寝室からトイレにアクセスしやすいようにしましょう。
高齢者はトイレの回数が増えます。
トイレを行き来する際に、転倒や怪我のリスクを低くするために廊下に手すりをつけたり、向かいの部屋や隣の部屋がトイレになるようにして距離を短くしたりと、トイレと高齢者の寝室の間のバリアフリーをしっかりと考えると良いでしょう。
3つ目は、浴室もなるべく寝室の近くにしましょう。
お風呂は毎日使うので、寝室の近くにすることで移動距離を短くできます。
また、冬場の温度差によるヒートショックの対策にもなります。
ヒートショックは寒暖の差、気温の違いによって起こるため、寝室を風呂場の隣に置くことで風呂場と寝室での寒暖差を低くできます。
4つ目は、キッチンはガスよりもIHにしましょう。
消し忘れによる火災や思わぬ火傷を防ぐ為にもIHがお勧めです。
キッチン台もリフォームできるのなら高齢者の方に合わせた低い物にしましょう。
次に、介護の事を考慮した家にリフォームする際に知っておくべき注意点をお話しします。
1番大事なことは、介護の為の設備機能が考えられるのは65歳までということです。
75歳から高齢というイメージがありますが、自分達はまだ若いとリフォームのことを先延ばしに考えるのは危ないです。
なぜ65歳かというと、早い時期にリフォームをして新しい設備や機能に使いなれておく必要があるからです。
そして、常にこのリフォームで自分達が笑顔になれるのかも考えましょう。
そうすることで安心かつ楽しい老後を送ることができます。
高齢の方が快適な生活を送るためにも、老後の間取りを考えることは大切です。
間取りからしっかり考えてリフォームできれば介護ををするのも凄く楽になります。
快適な老後生活のために、この記事が少しでも役立てば幸いです。