冬場寒くなりやすい浴室を温めておくのに最適な、浴室用の暖房。
この記事では、浴室リフォームで暖房を設置しようとお考えの方へ向けて、浴室用暖房にはどんなタイプがあるのか、また、暖房を設置する際の費用相場について解説します。
浴室用の暖房は、設置方法の違いから、次の3種類に分けられます。
天井埋め込みタイプの暖房は、浴室の天井に穴を作り、そこに暖房を埋め込みます。
そのため、浴室の中をすっきりとしたまま保つことができ、種類も豊富なため、予算や間取りに合わせた暖房を選択できます。
一方で、天井に穴を空ける必要があるので、浴室の天井裏に空間がなければ設置できず、また設置のために別途工事費用がかかります。
天井付けタイプは、天井から暖房を吊り下げるため、天然裏に空間がなくても設置可能で、そのための工事費用もかかりません。
賃貸のご住宅や、短期的に暖房を使いたい方におすすめです。
ただ、流通量が少ないため、暖房自体の値段が他のタイプの暖房に比べると高い傾向があり、予算に合わせた選択は少々難しいかもしれません。
壁掛けタイプの暖房は、壁面にサイズの合った暖房を取り付ける比較的簡単な作業のため、予算を抑えられて、取り付けにかかる時間も短くて済みます。
ただし、ご自宅の外に面している壁にしか取り付けられず、浴室の壁に窓がある場合は、窓の場所や大きさによって、暖房を設置できない可能性があります。
そのため、リフォームの担当者に下見をしてもらってから、設置するかどうか決めてください。
また浴室用暖房は、動力によって「電気式」「ガス温水式」にも分けられますが、基本的には電気式の需要が高く、現在ガス温水式の暖房を作っているのは2社に限られています。
浴室用暖房の設置にかかる費用は、それぞれの設置方法によって大きく変わってきます。
「天井埋め込みタイプ」のものだと、天井の穴を空けるのにかかる費用を含めて15万円程度〜、「天井付けタイプ」で約6万〜、「壁掛けタイプ」だと約9万円〜です。
ただ、ご自宅の浴室についている換気扇との兼ね合いで、設置できる暖房のタイプは変わってくるので、担当者と十分に話し合った上でどのタイプのものにするか決めてください。
また、電気式とガス温水式との間でも、設置にかかる費用が変わってきます。電気式のものだと相場として13万円程度〜、ガス式のものだと12万円程度〜です。
費用相場は電気式の方が低いですが、ガス温水式の暖房は浴室を温めるのにかかる時間が短くて済むため、電気式のものよりも光熱費を低く抑えられます。
予算や使い方に合わせて、ご希望に沿ったタイプの暖房を選択してください。
浴室用の暖房機には、大きく分けて3つの種類があり、それぞれ異なる特徴があります。
また、タイプによって、暖房本体とその設置にかかる費用も変わってくるので、ご自宅に合わせた暖房機を選択してください。
浴室リフォームで気になることがございましたら、当社までお気軽にお問い合わせください。