冬の寒い時期に暖かいお風呂に入るのは気持ちいいですよね。
しかし、浴室が寒すぎてお風呂に入るのが辛いと感じている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、浴室が寒い原因をご紹介します。
また、寒さを改善するためにはどうすればいいのかについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

□浴室が寒い原因について

浴室が寒くなるのは、施工時の断熱材の入れ方に問題があるからです。
ユニットバスの断熱効果を高くするために大切なのは、ユニットバスを一周囲むように外周を断熱材で覆うことです。
浴室の周りを断熱材で囲み、さらにユニットバスの下も基礎断熱を施すことが最も効率的にできる断熱方法です。

しかし、建てられて長い時間経っている家の中には、地下からの冷えに対抗できる基礎断熱が入っていなかったり、浴室を家の外部扱いとしたために周囲に断熱材を入れていなかったりします。
入れていたとしても、断熱材が外れてしまって断熱材の効果を感じられない場合もあります。
これらが原因で浴室の寒さに繋がるのです。

寒さを解決するためには、浴室リフォームをするときに断熱工事も一緒にするしかありません。
次の項目で断熱材の施工について詳しくご紹介します。

□浴室リフォームで断熱材を施工する

基本的な断熱方法として、床・壁・天井に断熱材を施工します。
断熱材は大きく分けて2種類あり、グラスウールやロックウールなどの繊維系断熱材とウレタンやポリエステルの発砲プラスチック系の製品です。
その中でも特に湿気に強い断熱材を使用し、防湿シート加工処理によってカビの発生や構造材の腐食を防ぎます。

浴室リフォームで断熱材を施工する際に注意するべきことがあります。
浴室が寒い場合、施工不良として断熱材の施工や断熱加工が施されていないことがあります。
断熱材はユニットバスと壁の間に入れるため、販売店か委託業者のどちらが担当するか明確化されていない部分なので、断熱材に関して希望を伝えていない場合、未施工のままになるケースがあります。
そのため、断熱材に関する希望を伝えるとともに、見積もり時に断熱材の項目が記載されているかを確認しましょう。

□まとめ

浴室が寒いのは、断熱材が入っていなかったり断熱材の効果がなくなっていたりすることが原因です。
断熱材がしっかりと施されていれば浴室の寒さが軽減され、気持ちよくお風呂に入れますし、ヒートショックも防げます。
浴室が寒くてお困りの方は、一度浴室リフォームを検討してみてはいかかでしょうか。