「浴室に手すりを設置するべきなのか」
このようなお悩みをお持ちではありませんか。
浴室内に手すりがあると、とても便利です。
そして、将来安心してバスタイムを楽しむためにも、手すりがあると良いでしょう。
そこで今回は、手すりを設置する場所や浴室リフォームにかかる費用について紹介します。
浴室内の手すりの取り付け位置は、「出入口」「洗い場」「浴槽」の3つの場所があります。
出入口用には、脱衣室側と浴室側の2か所に付けられます。
脱衣室側では、ドアの開け閉めの際に力を入れるため重心のバランスを崩して、転倒するということがあります。
そのため、脱衣室側では、縦の手すりを設置することをおすすめします。
浴室側では、浴室内の床が濡れており、滑りやすくなっているため、縦の手すりを設置すると良いでしょう。
特に最近では、手首をあまり返す必要のない「オフセットタイプ」が人気を集めています。
出入口用の手すりは、床から120センチメートルを目安にするといいでしょう。
洗い場用では、移動用と立ち座り用を用意することをおすすめします。
浴室の床は、シャンプーや石鹸でぬるぬるしている場合があり、非常に危険です。
移動用の手すりがあることで、動きやすく安全性が高くなります。
そして、立ち座りをするときには、体に負担がかかります。
手すりを設置する高さの目安は、60センチメートルから80センチメートルです。
あくまで目安ですので、椅子の高さや身長に合わせて選びましょう。
浴槽用では、出入り用と立ち座り用があります。
浴槽に入るときには、浴槽の縁をまたぐ必要があり、体への負担が大きく、バランスを崩しやすくなります。
出入り用の手すりは、床から80センチメートルから140センチメートルを目安に選びましょう。
また、立ち座り用では、L字手すりをおすすめします。
L字手すりは縦と横の長さが十分にあるので、バランスを保ちやすくなります。
浴槽の縁から10センチメートルから15センチメートル上に設置することをおすすめします。
浴室に手すりを設置するリフォームを行うとき、手すりの本体代と工事費用がかかります。
手すりの本体価格は12,000円から23,000円程度で、手すりのみの工事代は15,000万円程度です。
以上のことから、手すりを取り付ける工事の費用は、27,000円から38,000円が相場となります。
浴室に手すりを設置することで、安心して入浴することができます。
今は必要なくても、怪我をしたときや子どもが生まれたときなど、様々な場面で活用できます。
そして、設置する場所によって取り付ける手すりの種類も変わります。
安心してバスタイムを楽しめるように、手すりを設置してみてはいかがでしょうか。