リフォームや建築など、工事の前に、関係者が挨拶に来るという経験をしたことがあるのではないでしょうか。
人によっては、浴室や塗装などの工事をするのか、と思うだけかもしれません。
しかし、リフォームによる騒音が耐えがたいという方もいるでしょう。
そこで今回は、なぜご近所挨拶が必要なのかとご近所挨拶の基本について紹介します。

□リフォーム前にご近所挨拶が必要な理由とは？

リフォームをする前に、ご近所挨拶が必要な理由を2つ紹介します。

1つ目は、トラブルを未然に回避するためです。
工事中には、大きな音や声が近隣に響き渡ります。
そのため、音に敏感な方や小さな子どものいる家庭にとって、知らないうちに工事が始まってしまうと、必要以上のストレスを感じます。
そこで、リフォームをする前に挨拶をしておくことで、近所の方に誠意を見せられるため、過剰な反応を防げます。

2つ目は、責任の所在を明確にすることです。
リフォーム時のミスにより、何かしらの被害を受けたとき、近所の方は誰に言えばいいのか分かりません。
挨拶時に責任の所在が明確になっていれば、迅速な対応を取れます。

□浴室リフォームのご近所挨拶の基本

ご近所挨拶の押さえておくべきポイントを3つ紹介します。

1つ目は、工事の1週間前までに挨拶を済ませることです。
浴室リフォームでは大きな資材を運び入れる機会があり、騒音が発生することが予想されます。
いきなり工事が始まり、大きな音が鳴ると、近所の方は驚いてしまいます。
そして、訪問するタイミングによっては、留守にしていることがあるため、早めの挨拶を行いましょう。

平日では、午前10時～11時、午後2時～4時、土日では午後10時以降に訪問することをおすすめします。
挨拶をするときは、ご近所さんの忙しい時間帯を避けるようにしましょう。

2つ目は、挨拶時に伝えておくべきことです。
挨拶をする時には、工事日程、工事時間、リフォームの規模、施行主とリフォーム業者の連絡先をしっかり伝えましょう。

3つ目は、業者より前に挨拶をすることです。
業者の方が工事前に挨拶周りをしますが、先に挨拶を済ませておくことで、印象が良くなり、業者の方もスムーズに挨拶周りができます。
また、挨拶周りの時の手土産の相場は、1000円程度となっており、消耗品や菓子折りなどが定番です。

□まとめ

リフォームをするときには、騒音や安全性などご近所の方がストレスに感じる場面がでてきます。
そのため、小さなことでも、トラブルに発展しやすくなります。
しかし、事前にご近所挨拶をすることで理解を得やすくなり、トラブルを最小限に抑えられます。
工事には、ご近所の方の協力が不可欠ですので、しっかりとご近所に挨拶をしましょう。