外壁リフォーム費用を確定申告することで、税金がお得になるケースがあることを知っていますか。
細かい条件がありますが、それを満たすことで、10年間の間に最大400万もお得になるのです。
では、どのような控除が受けられ、どのような条件が定められているのでしょうか。
今回は、確定申告をすることで税金がお得になるケースと注意点をご紹介します。

□確定申告で税金が得になる外壁リフォームのケースとは？

外壁塗装を行う際、住宅借入金等特別控除（住宅ローン減税）を申請する場合、確定申告をした時に税金がお得になります。
住宅ローン減税は、住宅の購入や増築、改築をするときにローンを組む場合、所得税から工事費用の一部を減額できる制度のことです。

住宅ローン減税は、「大規模な模様替えや改修」「省エネ工事」「耐震改修」「増改築」に適応され、外壁塗装は「大規模な模様替えや改修」にあてはまり、以下の条件をすべて満たさなければなりません。

・登記上の床面積が50平方メートル以上あること
・リフォームで10年以上のローンを組んでいること
・建物の所有者かつ居住していること
・合計の所得金額が3,000万円以下であること

以上のような条件があり、その他細かい条件が規定されているので、国税庁のホームページで確認することをおすすめします。

住宅ローン減税は、控除額の上限は年間40万円とされており、毎年年末に残ったローン残高の1％が減税されることになります。
つまり、10年間申請すれば、最大400万円もお得になるのです。

□外壁リフォーム費用を確定申告する際に注意するべきこと

外壁リフォーム費用を確定申告する際に気を付けるべきことを2つ紹介します。

1つ目は、会社員でも確定申告が必要であることです。
外壁塗装費用の税金還付を受けるためには、会社員でも確定申告が必要です。
住宅ローン減税は、2年以降は年末調整で対応できることがありますが、基本的に確定申告が必要であると考えておいてください。

2つ目は、早めの準備をしておくことです。
確定申告をするための書類の中には、発行依頼から発行が完了するまでに、時間がかかるものがあります。
書類が入手できるスケジュール管理と不明点を確認しておきましょう。

□まとめ

外壁塗装をする時、条件に当てはまるならお得に行いたいですよね。
そのためには、情報収集が必要です。
今回の工事が減税対象になるのか、どの工事までやればお得になるのかなどを調べ、分からない場合には、施工会社に問い合わせてみると良いでしょう。