マンションのリフォームができることを知っていますか。
リフォームの範囲は決まっていますが、行うことができます。
では、「マンションのリフォームでできること」とは何でしょう。
そこで今回は、マンションリフォームでできることとリフォームにかかる時間を紹介します。
マンションリフォームの基本的ルールを3つ紹介します。
1つ目は、リフォームできる場所です。
マンションは、構造部分よりも内側の専有部分のリフォームを行えます。
専有部分以外の共有部分はマンションの居住者全員が共有している部分となりますので、勝手にリフォームをすることはできません。
玄関ドアや窓サッシ、バルコニーは専有部分と捉えがちですが、外部に面している部分がありますので、玄関ドアの鍵を増やすことやバルコニーの手すりを交換することは禁止されています。
リフォームをするときは、どこまでが専有部分なのかを把握しておきましょう。
2つ目は、リフォームできない部分です。
マンションは、部屋ごとの外側の壁面で部屋にかかる上階の重荷を支えています。
そのため、原則として室内の間仕切り壁は撤去できることが多いですが、支えるために重要な梁や柱型は撤去することができません。
3つ目は、リフォーム前に事前申請しておくことです。
マンションは共同住宅ですので、リフォームをするときは管理組合に事前申請をする必要があります。
管理組合は管理会社と入居者の間に入って、生活上の細かい取り決めを受ける窓口のような立場です。
リフォーム中に問題が起きないように、事前に申請をして許可を得るようにしましょう。
マンションの一室をすべてリフォームする場合、工事期間はおよそ40日から60日程必要になります。
工事を行う前に、2か月から4か月ほど準備に時間がかかりますので、4か月から6か月かかるという計算になります。
上述したようにマンションは管理者の許可がないと、リフォームを行えません。
そして、事前の書類申請もあります。
申請に必要な書類はすぐに集まらないため、工事が始まるまでの期間が長くなります。
先ほどは、マンションの一室すべてのリフォームであったため、2か月ほどかかっています。
しかし、壁や床の張り替えならば4日から1週間程度、水回りならば2週間から1か月程度かかります。
リフォームは時間がかかりますので、計画的に行うようにしましょう。
マンションのリフォームは、戸建て住宅のリフォームよりも準備期間が長くなります。
戸建て住宅とは違い共同住宅であるため場所によって規約があるのです。
そして、リフォームができる範囲も決まっているので、専有部分の把握をしっかり行っておきましょう。