暮らしやすい家づくりがしたいと考えている方の中には、キッチンリフォーム時の収納について知りたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、キッチンリフォームの使いやすい収納のポイントとキッチンリフォームで収納量を増やす方法をご紹介します。

□キッチンリフォームの使いやすい収納のポイント

1.適切な奥行き
収納スペースの奥行きは、使い勝手に大きな影響を与えます。
奥行きが深すぎると、物の出し入れが不便になるため、約45センチメートル程度が理想的です。
ただし、スペースに余裕がある場合は、奥行き60センチメートル程度と45センチメートル程度の収納を組み合わせて使うことも考慮できます。

2.コンセントの設置
キッチンでは多くの家電製品がコンセントに接続されます。
リフォーム時には、必要なコンセントの数と配置に注意しましょう。
コンセントの位置と数を事前に検討し、必要に応じて増設することも検討対象となります。

3.可動式の棚
収納ユニット内部の棚は、可動式が便利です。
食器などの高さに合わせて棚の高さを調節できるため、収納効率を最大化できます。
一般的に、3センチメートルや6センチメートルピッチで調節可能なものが使いやすくおすすめです。

□キッチンリフォームで収納量を増やす方法

1.背面収納の設置・拡張リフォーム

キッチンの背面収納とは、アイランド型やペニンシュラ型の対面キッチンの背後の壁面に設けられる収納スペースです。
背面収納を活用することで、調理家電や食器などをスッキリと収納できます。

しかし、キッチンの広さによって、扉の開き方に注意が必要です。
狭いキッチンでは、スペースを取らない引き戸タイプが適しています。

2.吊り戸棚の取り付け

吊り戸棚は、キッチンの上方に設置することで、収納スペースを効果的に利用できるオプションです。
しかし、吊り戸棚には耐荷重制限があるため、重い物を収納できないことがあります。
高所に設置されるため、取り出しやすさには踏み台が必要です。

3.床下収納の増設

床下収納は、キッチンの床下に収納スペースを設ける方法です。
キッチンの広さに制限を受けずに収納スペースを増やせることが特徴です。
キッチンの見た目を変えることなく、収納量を拡大できます。

しかし、分譲マンションなど一部の住居では床下収納のリフォームが難しい場合があります。

□まとめ

キッチンリフォームで使いやすい収納にするためには、適切な奥行き、コンセントの設置、可動式の棚などを考慮することがおすすめです。
キッチンリフォームで収納量を増やす方法は、背面収納の設置・拡張リフォーム、吊り戸棚の取り付けなどがあります。
本記事がキッチンリフォームの使いやすい収納を考える参考になれば幸いです。