自分好みの家づくりがしたいとお考えの方の中には、玄関の増築リフォームを検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
玄関を広くすることで、収納に困らなくなり、出入りがより快適になります。
本記事では、玄関の増築リフォームの注意点と玄関の増築リフォームの事例をご紹介します。
玄関の増築を考える際には、慎重な計画が必要です。
以下は、リフォームを進める際に留意すべき要点です。
1.玄関の位置変更時は近隣住民との相談が必要
既存の玄関を撤去して新たに玄関を設けるか、または既存の玄関を残したまま第二の玄関を新築する場合は、新しい玄関の位置が近隣住民にとって迷惑にならないかを確認することが重要です。
玄関が完成してから近隣からのクレームを避けるためにも、玄関増築を検討する段階で近隣住民に相談することをお勧めします。
2.雨対策を十分に考慮する
新しい玄関を設ける場合は、雨水対策をしっかりと行うことが必要です。
雨対策には、雨水を建物内に入れないように誘導し、地面に適切に流すための仕組みが必要です。
不十分な雨対策では、雨が降るたびに不快な経験や不便が生じる可能性があります。
玄関そのものだけでなく、雨対策の方法や費用に関しても、リフォーム業者と相談し、適切な対策を講じるようにしましょう。
手狭な玄関を広々とした使い勝手の良いスペースに変えるリフォームの実例をご紹介します。
古い家は、部屋の中が狭いことが一般的で、その中でも玄関や廊下の広さは限られています。
しかし、工夫次第で快適で機能的な玄関に生まれ変わります。
1.ベビーカーごと入る広々玄関
赤ちゃんが生まれる前のご夫婦が、ベビーカーを置くスペースを確保するために行ったリフォーム例です。
通常の玄関ではベビーカーが収納できず、外でバタバタしながら荷物を片付けることが難しかったそうです。
玄関と隣のお部屋の配置を変えることで、広々とした玄関スペースが生まれました。
これにより、ベビーカーの収納だけでなく、靴もスッキリ収納できるようになりました。
2.家族全員がストレスなく出入りできる玄関
大家族の方々が、靴の収納に悩んでいたケースです。
靴が収まりきらなくて出しっぱなしになり、お客様が来た時には片付いていなくて恥ずかしいという問題がありました。
この家庭では、「見せる収納」を取り入れ、靴を整然と並べて収納することで、どこに誰の靴があるか一目で分かり、探す手間が省けました。
また、土間部分を広く取ることで、家族全員が同時に玄関で出発準備をしても渋滞がなくなりました。
3.靴や上着、遊び道具も一緒にしまえる玄関
4人家族の方々が、靴や上着、遊び道具などをまとめてしまえる広々とした玄関収納を採用しました。
靴以外にもコートやアクセサリーなど、お出かけに必要なアイテムを一か所にまとめられるため、忙しい朝でもスムーズに準備ができます。
特に子どもたちが自分の遊び道具をここにしまうことで、自主的に片付ける習慣が身につくかもしれません。
また、除菌スプレーも用意しておくことで、外から帰った際に上着を除菌しながらしまえる便利なスペースとなりました。
玄関の増築リフォームの注意点として、玄関の位置変更時は近隣住民との相談が必要であること、雨対策を十分に考慮する必要があることが挙げられます。
リフォーム例を参考に、自分の生活スタイルに合った玄関づくりを考えてみましょう。
玄関は家の顔であり、快適な空間に整えることで日々の生活がより便利になります。