自分好みの家づくりがしたいとお考えの方の中には、浴室リフォームを検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、浴室リフォームが必要な条件と、浴室リフォームにおけるポイントをご紹介します。

□浴室リフォームが必要な条件

1.バスルームの汚れが気になる場合
浴室の頑固な汚れや黒ずみは、時に取りにくいものです。
しかし、「これはリフォームしないとダメだろう」と思っても、プロのクリーニングで解決できることもあります。

たとえば、市販のカビ取り剤を使用することで、タイルの目地の黒ずみを除去できたり、見た目がひどいカビも意外に綺麗にできることがあります。
汚れが気になる場合は、まずはクリーニング業者に相談してみることも一つの手です。

ただし、注意が必要なのは、強力な薬品や物理的なクリーニングが表面を傷つけ、汚れが再発しやすくなる可能性があることです。
クリーニング後は透明コーティングで保護するのも考慮しましょう。
それでも汚れがすぐに戻ってしまう場合は、浴室塗装やユニットバスの入替えが検討されます。

2.バスルームにキズやヒビがある場合
バスタブやタイルにできたキズやヒビは、使用年数が経つと避けられないことです。
小さなキズでも汚れがたまりやすく、クリーニングしても再発することがあります。

ただし、キズやヒビだけを直す場合、バスルーム全体をリフォームする必要はありません。
例えば、ユニットバスのバスタブなら補修＋塗装、タイルや床などなら補修＋パネルや床シートなどで対処できます。

3.浴室やバスタブのサイズを変更したい場合
狭い浴室を広くしたい、バスタブのサイズを大きくしたい、新しい機能を追加したい場合は、リフォームが有益です。
特に高齢者がいる場合は、バスルーム内の段差などが気になるかもしれません。
ただし、目的によってはバスタブだけの交換が良い場合もあります。
自分の要望に応じて、リフォームの目的をよく考えましょう。

4.構造に問題がある場合
水漏れや重大な欠陥がある場合は、放置すると建物全体に影響を及ぼす可能性があります。
これらの問題が発生している場合は、早急に対処する必要があります。
リフォームと同時に修理工事を検討することがお勧めです。

ただし、建物自体の構造によってはリフォームが難しい場合もあります。

□浴室リフォームにおけるポイント

浴室のリフォームを検討する際には、以下のポイントを考慮して進めましょう。

1.リフォームの目的を具体的に定める
まず、なぜお風呂・浴室をリフォームするのかをはっきりさせましょう。
古いデザインや不便な使い勝手に不満があるのか、それとも新しい機能や改善点が欲しいのか、家族構成の変化に合わせた調整が必要なのか、目的によって具体的な改善項目を洗い出しましょう。
家族構成によっては安全性やバリアフリーなどの配慮も必要です。

2.予算を明確に設定する
リフォームにかける予算を具体的に設定しましょう。
予算内で満足できる範囲でリフォームするために、必要な工事や素材の選択を検討します。
予算の設定は、無駄な出費を避けつつ、満足のいく仕上がりを実現する鍵となります。

3.機能性と快適性の向上にこだわる
お風呂はくつろぎの場であり、リフォームによって機能性や快適性を向上させましょう。
見た目だけでなく、実際に使いやすい機能や快適な設備を取り入れることで、リラックスしたバスタイムを楽しめます。
ショールームで実際の商品を見て触れることで、自分の好みに合ったアイテムを選ぶのがおすすめです。

4.防水対策・断熱・安全対策の徹底
お風呂や浴室は水回りであるため、防水対策は絶対に怠ってはいけません。
防水工事を丁寧に行い、水漏れやカビの発生を防止しましょう。
また、お風呂が寒いと感じることが多い場合は、断熱対策を施すことで快適な温度を維持できます。
さらに、安全対策としては滑り止め床材や手すりの設置などを考慮し、怪我や事故のリスクを最小限に抑えましょう。

□まとめ

浴室リフォームが必要な条件を知ることによって、浴室リフォームが必要な状態かどうか確認することが大切です。
浴室リフォームにおけるポイントとしては、リフォームの目的を具体的に定める、予算を明確に設定する、機能性と快適性の向上にこだわることが挙げられます。
本記事が浴室リフォームの参考になれば幸いです。