快適で暮らしやすい家づくりがしたいとお考えの方の中には、シロアリ対策について知りたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、シロアリと浴室の関係、浴室リフォーム時にシロアリ対策をするメリットについてご紹介します。
湿気の多い場所を好むシロアリは、家の中で特に浴室が被害を受けやすい環境とされています。
例えば、お風呂場のタイルの隙間から水漏れが生じている場合、その下にある木材は水分を多く含み湿気った状態になります。
こうした状況はシロアリにとって理想的な標的となります。
それでは、お風呂とシロアリとの具体的な関係を見ていきましょう。
1.シロアリは湿気の多いお風呂を好む
お風呂場や脱衣所の床が柔らかくひずむ場合、その下にある木材がシロアリの被害を受けている可能性が高いです。
浴室の窓枠やタイルの隙間からシロアリが出入りしている場合は、被害が発生している可能性があります。
2.特にタイル張りのお風呂は要注意
シロアリは一般的に木材に被害を及ぼすことが多いですが、高温多湿の環境ではさらに警戒が必要です。
築年数が経過した浴室では、タイルの下にある防水層に水漏れがあると木材が湿って柔らかくなり、シロアリにとって魅力的な環境になります。
浴室の下の木材が被害を受けると、シロアリが室内に侵入し被害が拡大する可能性も考えられます。
従って、タイル張りの浴室では特に注意が必要です。
浴室リフォームと同時にシロアリ対策を行うことにはいくつか重要なメリットがあります。
1.被害発見時の工程ずれを防げる
浴室リフォームを進めている最中にシロアリ被害が発覚すると、工程が狂ってしまうことがあります。
業者が事後報告するか、報告がない場合、対処が難しくなります。
浴室解体時にシロアリが発見されるケースも多いため、事前にシロアリ駆除や予防工事を工程に組み込むことで、スムーズにリフォームを進められます。
2.後々のシロアリ予防が難しくなる可能性がある
浴室をリフォームして床下空間ができた場合、後々のシロアリ予防が難しい状況が生じることがあります。
床下空間がない場合、隙間がないためにシロアリ予防工事が行えないことがあります。
リフォームの際に浴室床下に直接駆除剤を散布できるタイミングを活かして、効果的なシロアリ予防を行いましょう。
3.浴室の土壌に直接対策できる
浴室の土壌に直接シロアリ防除剤を散布できることは非常に効果的です。
シロアリは土壌からトンネルを掘って建物に侵入するため、土壌への対策は侵入経路を遮断する重要な手段です。
このアプローチはシロアリの防除において高い効果が期待できます。
湿気の多い場所を好むシロアリは、家の中で特に浴室が被害を受けやすい環境とされています。
浴室リフォーム時にシロアリ対策をするメリットとして、被害発見時の工程ずれを防げる、後々のシロアリ予防が難しくなる可能性がある、浴室の土壌に直接対策できることが挙げられます。
本記事が浴室リフォームとシロアリについて理解を深める参考になれば幸いです。