生活スタイルや住民の状況に変化があったという場合には、内装リフォームを行うことにより、住みやすい住宅にすることも出来ます。
何度も行うことではありませんので、失敗したと思ってもやり直しをするという事は難しいものです。
そこで、失敗をしないための間取りについての考え方について紹介します。
まず、基本的な考えとして何を目的としてリフォームを行うのかという事を明確にするという事が重要です。
子育てしやすい住宅にしたいという場合と介護をしやすいようにしたいというのではその内容も異なりますし、大きな部屋をいくつかに分割したいという場合も適している工事内容には違いがあります。
リフォームをする目的が明確になったら、最初に最も多くの時間を過ごすであろうリビングの場所を決めましょう。
住宅の中心となるスペースであるため、出来るだけ日当たりの良い位置にするようにしましょう。
2階建て以上の住宅の場合、2階にリビングをもっていくという場合もあります。
リビングの位置や広さを最初に決めることにより、ダイニングやキッチンの位置も決める事が出来るようになるはずです。
近隣住宅や季節によって光の入り具合は異なりますので、専門家に相談をして決めることをおすすめします。
家族の要望を全て叶える事が出来れば良いのですが、実際には家族全てが自身の要望を叶える事が出来るのは難しいのが現状です。
それぞれが意見を出し合うだけでは、なかなか意見をまとめる事は出来ません。
そこで、意見をそれぞれが出し合い、その中で優先順位を決めるようにしましょう。
優先順位を決める中では、諦めなければならない意見もありますが、限られたスペースの中で行わなければならないことですので、ある程度は仕方のないことでしょう。
間取りを考える時には、生活動線を意識するようにしましょう。
生活動線を意識することで、暮らしやすい住宅にすることが出来ます。
そして、リフォームを行うタイミングにもよりますが、現在のことだけではなく将来的なことも考慮するようにします。
5年後、10年後には家族構成や状況に変化が生じていることが考えられます。
その時にまた工事をするとなると、費用もかかってしまいます。
長期的な目線で間取りを考えることによって、長く住みやすい住宅を実現することが出来るでしょう。
特に子供が幼いという場合には、子供の成長によって住宅に求められることに変化が生じやすいので、子供の成長を見越した間取りを考える事をおすすめします。
忘れがちなことですが間取りを考える時には、家具やコンセントの位置についても考えておくと良いでしょう。