リフォームトラブルの事例として、金額に対してのものが挙げられます。契約をしたら契約金額が書き換えられていたり、手付金を払ったのに業者との連絡が付かない、口頭説明と契約金額が違うなどです。
トラブルの原因としては、見積もりやプラン、契約書の確認を怠った事で起こる事が多いです。業者との相談の際には、顧客の希望を聞き取って面積あたりの大まかな金額を伝えますが、その時点で契約を行うと後々大きな価格変更に繋がってしまいます。実際に住宅を見ずに決めた場合は正確な価格は決まらないため、きちんと現地調査をしてもらう必要があります。しっかりと現地調査を行ったうえで契約を行う事が大切です。
契約の際には、工事内容や工事期間、支払い条件などを決定して工事契約を結びますが、契約書を交わさずに口頭だけで高額な契約を行った場合はトラブル発生の際に責任を問う事が出来ないため、もし裁判に持ち込んだ場合は契約書がとても重要となります。ちょっとしたことでもしっかりと契約書を交わし、工事請負契約書を十分に確認してから納得して契約を交わす事で、業者の技術が不足しているということがない限りはトラブルの回避ができます。
細かな修理がどんどん追加されてしまい、総額が当初よりもかなり高くなってしまったという事例もあります。そのため予算の提示を先にしっかりしておく事も重要です。状況によっては、防腐や防虫処理、基礎補強や耐震強化などが必要となる場合があります。住宅のリフォームを希望すれば希望した分だけ追加要素が出てくるため、最初から予算を提示しておく事で予算がオーバーする事を防げます。
想像していたのと出来上がりが違うという場合には、リフォームしたい部分と業者の得意部分が合致していない事があります。大工工事や電気工事、配管工事など様々な各専門業種がリフォームに乗り出しているため、得意分野と合致していなければ出来が想像していたのと違うという事に繋がります。得意分野とリフォーム場所がマッチするところを選ぶようにしましょう。また、複数社に見積もりを依頼する事で、自分の求めているリフォーム価格が分かり、補償内容や担当者との相性も選ぶ事が出来るため、トラブルも回避しやすくより自分に合ったところを選ぶ事ができます。
有名企業であっても最終的には下請け業者に業務を委託するため、一つの目安としては考えられるもののトラブルが起きないわけではありません。担当者が出来る事と出来ない事をはっきり伝えて打ち合わせに手を抜かないなど、好印象が有る方を選ぶ事が大事です。