夫婦二人の生活と、お子さんがいる環境での理想的な家の間取りというのは大きく変わってきます。子育てに適したリフォームを考える方は、コツを押さえて考えていきましょう。お子さんの成長段階によって、理想的な間取りも変わってきます。
0歳から6歳ころのすくすく期は、見守りつつ家事ができる環境が理想です。オープンキッチンにすることで子供の様子を見ながら料理をする事が出来ます。見守られている安心感というのは子供にもありますし、会話をしながら料理が作れるというメリットは大きいです。
小学校に入るまでは、お母さんとのかかわりあいは特に重要ですし、その日あったことを話したりするのも、オープンキッチンであれば可能です。これ運んでねと、お手伝いを頼むきっかけにもなるでしょう。
7歳から12歳ころのぐんぐん期では、子供の荷物も増えてくることもありますしリビング収納を増やすことをおすすめします。間取りを意識して収納スペースを確保したり、新たにテレビボードの後ろなどに収納スペースを作ればランドセルなどの置き場になって散らかりません。お子さんが自分で片付けをしやすくなる流れを作ってあげることもポイントです。
キッチンから目が届くところにスタディースペースを作ってあげるのもおすすめです。あえてわざわざスペースを作らなくても、ダイニングテーブルで宿題をしたりするのも良いですが、ランドセルや教科書を収納しつつ目が届くところで学習ができれば一石二鳥です。
13歳以降で大幅に間取りを変えるのであれば、会話が減らないリフォームとして、リビングを通らなければ子供部屋に行けない流れを作るというのもおすすめです。玄関から入って子供部屋に直接行けてしまう構造は、子育てをしていく中で実はあまり理想的とは言えません。多くの方がお子さんと顔を合わせてお帰りという言葉をかけられてよいと口コミでも寄せられていますし、おすすめです。
洗面所を使う機会や時間も増えますし、お子さんの人数も多い場合には洗面台を一台増やして朝の時間を快適にするというのもお勧めです。洗面台を追加することのメリットは意外と大きく好評です。
中学生以降は、親子の会話が減ったと感じる方が圧倒的に多いです。その中でいかにお子さんと話しをする機会を設けるかと考えた時に、会話が生まれやすくなる間取りを意識することは重要なポイントです。また子供部屋を欲しがる年齢になったときに、2階に広いスペースがある場合にはそれを区切って子供部屋にするというのも一つの手段です。
子育てを意識したリフォームの方法はいろいろありますので、コツをつかんで行っていきましょう。