「火災保険に加入していると外壁リフォームに適用できるのか」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか。
外壁リフォームで利用できる火災保険は限られています。
今回は、外壁リフォームで適用できる火災保険についてご紹介します。
1つ目は、住宅火災保険です。
こちらは、通常加入している一般的な火災保険の中の1つです。
火災や落雷など、ほとんどの自然災害に対応しています。
2つ目は、住宅総合保険です。
住宅総合保険は、住宅火災保険だけでなく第三者の加入にも対応しています。
第三者の加入とは、住宅設備が盗難されたり、いたずらをされて破損したりした場合を指します。
3つ目は、オールリスクタイプです。
こちらは、住宅総合保険よりもさらに広いさまざまなリスクに対応できるタイプです。
家のタイプによって、内容が決められるのでそれぞれに合うオーダーメイドの保険とも言えます。
4つ目は、特約火災保険です。
この保険は、事業者向けの保険です。
住宅で店を経営している方が加入していることが多いです。
自然災害を受けたとき、店として使用している部分だけが保険の対象になります。
住宅部分は保険対象外であるため、注意しましょう。
火災保険で補償を受けるには、条件があります。
1つ目は、強風の条件です。
強風の定義は、最大瞬間風速が秒数20メートル以上の風です。
この強風によって受けた被害や損害が申請の対象となります。
2つ目は、外壁の修理や工事費用です。
火災保険の補償を利用するためには、外壁の修理・リフォームの工事費用が20万円以上であることが条件です。
3つ目は、申請可能期間です。
保険法によって、自然災害による被害を受けてから3年以内に申請することが必要です。
すでに修理やリフォームを完了している場合でも3年以内であれば申請できます。
注意すべき点は、風災として承認されない場合は、火災保険が適応されないことです。
外壁の損傷や雨漏りの原因が経年劣化によるものなら、補償対象から外されます。
外壁の亀裂によって雨漏りしている場合、経年劣化なのか、風災によるものなのかが分からないことがあります。
このようなケースは、リフォーム会社に調査依頼をして判断してもらいましょう。
風災による雨漏りだと確認できれば、申請が可能となります。
損傷した原因によって、外壁リフォームに火災保険が適用できるかどうかは変わります。
ご自身の住宅の状況が火災保険を利用できるかを確認してみましょう。